ネタバレ・詳細な見どころやあらすじ

「キジ殺し」は特捜部Qの第2弾の映画です。

どんなスト―リーなのか、見どころはどこなのかをチェックしていきましょう。

気になるラストについても書いていますので、ネタバレが苦手な人は注意してくださいね!

あらすじ紹介!ネタバレ注意

殺人課課長のマークスの功績が讃えられ、パーティが開催されていました。参加せず仕事をしていたカールですが、アサドに連れられてパーティ会場へ。そこで仲間となる女性秘書ローセを紹介されますが、カールは早々に会場から去ります。

警察署に行くと、1人の男性がいました。その男性はなぜかカールを知っている様子。「手紙は受け取ったか?」「明日は日曜日だ」と急にいわれ、カールは何のことだかさっぱりわかりません。それでも、「再捜査してくれ」という言葉に、「都合がついたら手紙を読む」と言い残してその場を去りました。

翌日、例の男性が自殺したと知ります。彼は元刑事で、双子の子どもたちを殺され、その再捜査を希望していたとのことでした。しかし、事件は犯人逮捕という形で捜査が終了していました。

カールは不審な点を見つけ、その犯人に話を聞きに行きます。犯人の名はビャーネ・トゥーヤスン。彼は実刑を受けたものの、3年という短い期間で出所していました。精神障害が認められた、権力者からの依頼しか受けない弁護士が弁護していた、ビャーネの親は無職の父と専業主婦の母でお金がない、という点から、どうして弁護士を雇えたのか?という疑問が生まれます。

こうして、カールは再捜査を望んで死んでいった男性のためにも、解決済みの事件の捜査に挑むことになったのです。

見どころはココ

未解決事件ではなく、すでに犯人が捕まり解決している事件を再捜査するというストーリーですが、違和感をおぼえながらも犯人のいっていることに矛盾がなく、どんな真実が隠されているのだろうと考えを巡らせることになります。

実は3つの事件が絡んでいる今回の物語にどんどん引き込まれていくでしょう。そして、少し暴力的でスリリングなシーンもあるので、前回の特捜部Qよりハラハラするかもしれません。

真相を知るカギとなる人物、キミ―は何者なのか?と劇中で徐々に明らかになっていくのもよいです。ラストはキミ―のおかげでカールとアサドが命拾いしたといても過言ではありません。最後の最後まで見逃さないようにしてくださいね。

さて、今回アサドや新しい仲間のローサはあまり目立っていません。しかし、人当たりがよく、周りの人への配慮ができるアサドと、突っ走って捜査するカールの相性がますますよくなっている気がします。どんどん信頼関係を築いていく2人の行方も見どころの1つでしょう。

最後はどうなる?結末をチラ見せ

当初捜査をしていた事件の犯人が、最後は被害者となる怒涛の展開です。タイトルの「キジ殺し」の意味は、『裕福な家で遊びとして行われるキジ撃ち』『殺しを遊びで行なった』という2つを掛け合わせたものでした。

問題が起きても、犯罪に手を染めてももみ消してしまう金持ちの卑劣さが視聴者をいら立たせます。しかし、加害者にも人間味があって、そこにも注目しながら見てもらいたいですね。

役名と出演者 監督スタッフなど

4作品の中でレギュラーメンバーとなっているのは、特捜部Qに所属している主人公カール・マークとその相棒アサド、そして殺人課課長のマークス・ヤコプスンの3人です。

あとは毎回違う被害者と加害者が登場しています。「檻の中の女」の登場人物をまとめていますので、どんな人が出てくるのかチェックしてみてくださいね。

登場人物とキャストをチェック

特捜部Qの登場人物の中でも主要なレギュラーメンバーは3人です。日本語吹き替え版の声優も併せてご覧ください。

主人公:カール・マーク

ニコライ・リー・コス/宮内敦士

特捜部Qの主人公。コペンハーゲン警察署の殺人課の刑事だったが、事件現場に突入する際、応援を待たずに無謀な行動を取ったため負傷。同じ現場にいた同僚1名が殉職、もう1名が半身不随となってしまう。「お前と仕事したいやつはいない」と言われ、閑職部署である特捜部Qに左遷される。そこで、未解決事件の資料を目にし、違和感の残る難事件に挑むことになった。

助手:アサド

ファレス・ファレス/山本兼平

主人公が左遷された特捜部Qで勤務しているシリア系の男性。仕事が丁寧で迅速なのが特徴。事件い挑むも毎回危険な目に遭う主人公カールを幾度も救出し、サポートする。彼の淹れるコーヒーは激マズ。

殺人捜査課課長:マークス・ヤコプスン

ソーレン・ピルマーク/丸山壮史

カールに左遷を言い渡した人物。特捜部Qを見守っている。

その他の「キジ殺し」の主要人物と、キャストは以下の通りです。ローセは特捜部Qに仲間入りする女性秘書なので、その演技と役どころは要チェックですよ。

ディトリウ・プラム ピルウ・アスベック
ディトリウ・プラム(幼少期) マルコ・リソー
キミ― ダニカ・クルチッチ
キミ―(幼少期) サラ・ソフィー・ボウスニーナ
テルマ・プラム ベアテ・ビレ
オールベク ピーター・クリストファーセン
バク ミハエル・ブロストラップ
ローセ ヨハン・ルイズ・シュミット

監督や脚本は?

「キジ殺し」の実写映画化にあたって、特に話題を呼んだのはニコライ・アーセルとラスマス・ヘイスターバングがタッグを組んで脚本を務めたことです。2人の代表作といえば「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」で、今回も素晴らしい技術で特捜部Qをより魅力的にしてくれています。

ミケル・ノガールは第1弾だけでなく、4作品中3作品に携わっているので、「特捜部Q」を観たらどんな演出をする人物なのか、その傾向がわかるかもしれません。

監督 ミケル・ノガール
製作 ルイーズ・ベス
ペーター・オールベック・イェンセン
ジョナス・バガー
脚本 ニコライ・アーセル
ラスマス・ヘイスターバング
撮影 エリック・クレス
音楽 ヨハン・セーデルクビスト
パトリック・アンドレン
ウノ・ヘルマーソン

この原作となっているのは?

原作となっているのは、デンマークのベストセラーとなったミステリー小説です。本のタイトルは劇場版と同じく「特捜部Q」。日本では早川書店から発行されています。原作も劇場版も、「キジ殺し」は第2弾ですので、同じ順番で観ていくのがわかりやすいです。

作者はユッシ・エーズラ・オールスン。この特捜部Qシリーズで賞をいくつも受賞しています。北欧ミステリーの独特の世界観や雰囲気を好むファンにはたまらないストーリーなので、一気に読み進めてしまう人が続出しているようです。

現在までに出版されている「特捜部Q」シリーズの小説は7冊あります。一番新しい話だと「自撮りする女たち」となっていますが、デンマークでは2016年、日本では2018年に出版されています。比較的最近出ているということもあり、そこから「特捜部Q」シリーズのファンになった人もいるでしょう。

順番 タイトル(日本語版) 刊行年月(日本語版) 訳者
檻の中の女 2011年6月 吉田奈保子
キジ殺し 2011年11月 吉田薫
福原美穂子
Pからのメッセージ 2012年6月
カルテ番号64 2013年5月 吉田薫
知りすぎたマルコ 2014年7月
吊された少女 2015年11月 吉田奈保子
自撮りする女たち 2018年1月

これを観た人達の感想・私の総評!

カールとアサドの関係がさらによくなっていて、お互いにないものを補いつつ難事件に挑むところが魅力的だと高評価のようです。ストーリーは定番中の定番ではありますが、「まさかキミ―があんなことをするなんて…」という驚きの展開も待ち受けています。

ラストは激しいバトルがあり、危険を冒してまで人を助けようとするカール、そしてそれを止めるアサドがいて、第1弾よりもサスペンス感が増していました。しかし、盛り上がりに欠けるという意見も見られ、バトル×推理というジャンルが好きな人には物足りなさがあったのかな?という印象を受けます。

おすすめ度は?

星5つで評価すると、

「キジ殺し」は星3.5です!

複数の事件が絡み合い、真相が明らかになっていくまでがおもしろいのですが、新しく登場したローセがあまり出てこなくて、どうせならもっとローセの活躍を見たかったなという気持ちが出ました。ただ、有能なのは伝わってきたので、今後カールとアサドに正しい情報と的確なアドバイスをくれるキャラとして活躍していくことに期待できます。

青春時代の暴力事件が時を経て明るみに出ていくという、リアルな設定にきっとあなたも引き込まれるのではないでしょうか?北欧ミステリー好きな人にはぜひ見てもらいたい作品ですよ。